田中 美帆
現在
所 属:大阪大学医学系研究科保健学専攻〔HP〕
領 域:総合ヘルスプロモーション科学講座
研究室:公衆衛生看護学教室〔HP〕
学歴・職歴
岡山大学医学部保健学科看護学専攻卒、同大学院保健学研究科コミュニティヘルス看護学領域・博士前期課程修了、修士(看護学)(修士論文題目「保健師学生のリフレクションの具体的様相~リフレクティブスキルを示す概念とその変化~」)。その後、政令指定都市の保健師として地域保健に従事し、2020年より大阪大学大学院保健学専攻助教。
実践経験
政令指定都市の地区担当保健師として、母子・成人・高齢者・難病・学校といった様々な分野で、個別ケース支援から地域の健康教育まで幅広く経験をしてきました。業務分担として、母子保健では「妊婦教室」をはじめ、4か月児健診前の親子に知識と技術を届ける「プレ赤ちゃんひろば」、育児不安の軽減をめざす「要支援ママの会」、発達に課題がある子どもと保護者の経過観察又は集団指導の場である「在宅乳幼児親子教室(幼児教室)」を担当し、運営から評価・改善を行いました。成人保健では「特定保健指導」をはじめ、「官民協働ネットワーク事業」を担当し、医療・福祉・教育・企業と協働し、住民主体の場づくりと生活習慣の改善を支援し、啓発活動にも従事しました。また、自主グループである多胎家庭の交流を支える「多胎の会」や「健康づくり自主活動グループ・健康づくり推進委員会」、「精神ピアグループ」の後方支援も担当しました。
教育経験
担当科目:公衆衛生看護学原論、公衆衛生看護診断・活動展開、公衆衛生看護学アドバンス、地域・在宅看護援助論、統合看護実習、医療社会学など。学内外の実習では自治体・地域団体と連携し、地域での“学び合い”を大切にしています。授業設計や実習運営の改善に継続して取り組んでいます。在学中のTA経験を基盤に、授業外の学習支援や研究指導(質的研究の初歩、文献の読み方)も丁寧に伴走することを心がけています。
所属学会
日本公衆衛生看護学会(2014~)、日本地域看護学会(2015~)、日本公衆衛生学会(2019~)、日本看護科学学会(2020~)、TEAと質的探究学会(2023~)
委員歴
岡山県「晴れの国33プログラム」検討委員(2014–2015)として、地域の健康寿命延伸施策の立案・評価に参画。日本公衆衛生看護学会国際委員会委員(2020–2022)として海外ネットワークや合同国際会議の連携を担当。第10回日本公衆衛生看護学会学術集会/6th GNPHN合同開催では実行委員・プログラム・講演集委員(2020–2022)を務め、企画調整と当日運営に従事。加えて、2017年開始の公衆衛生看護技術開発研究会「ワザケン」、2018年開始の保健師の学習会「すきっと保健師」を主宰(年4回)(どちらも2020-2025)し、学術と現場をつなぐ学びの場づくりに従事しています。
